貧乏父さんと貧乏人の違い
金持ち父さんの本の中で描かれている、「貧乏人」と「貧乏父さん」の意味は異なります。
- 貧乏人は単純にお金がない人
- 貧乏父さんはラットレースにはまっている人
ラットレースはお金を稼いでその分を使うという考え方です。
一見、いたって普通の考え方に感じます。
大半の人はそう考えているじゃないか?とも思います。
しかし、この考え方の問題点は世の中の変化が計算に入っていないところにあります。
収入と支出のバランス?
一時期、テレビで「収入と支出のバランスを大切にね」という宣伝が放映されていました。
天秤の右と左に収入と支出の袋を乗せた宣伝です。
まるで「収入=支出」が良いバランスと言わんばかりです。
しかし、冷静に考えると、収入>支出であればよく、支出が少なくて困ることはありません。
ところが、多くの人は収入が増えたらその分で「支出」か「負債」を増やしてしまっています。
キャッシュフローゲームで体感できる通り、「負債」は未来に大きな影響を与えます。
負債なんてないという人もいますが、気づいていないだけの人もいます。
携帯電話やスマートフォンの分割契約は代表的な負債です。
本体代実質0円に惹かれて買ったとしても、実際には通話料契約に本体代が乗っているわけです。
今の時代、どんどんお金の流れは見えづらくなっています。
金の流れ、まさにキャッシュフローですが、これを理解するためには、
資本主義の仕組み全体を体系的に学んでいくことが重要になります。