金持ち父さんのパワー投資術 ー お金を加速させて金持ちになる
書籍情報
著者 ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター
翻訳 白根 美保子
2005年7月発売
343ページ
2,052円
内容(あらすじ・要約)
「何に投資したらいいですか?」の答えを明かす。セールスマン、銀行員、税務署、ジャーナリスト、ギャンブラー、ニュートン(自然の原理)、時の翁(時間という力)などの視点を順番に見ていき、パワー投資術とは何かを明らかにしていく。
目次
- 第1部 何に投資したらいいですか?
- セールスマンに聞く
- 牧場主と酪農家に聞く
- 銀行員に聞く
- 保険代理店に聞く
- 税務署に聞く
- ジャーナリストに聞く
- ギャンブラーに聞く
- ニュートンに聞く
- 「時の翁」に聞く
- 第2部 投資家に聞く
- パワー投資家になれない人がいる理由
- パワー投資の力
- 投資ではなく賭けをしている投資家
- すばらしい投資を見つける方法
- すばらしい投資家になるには
感想(勉強会参加者からの声/アンケートからの抜粋など)
- 投資というもののリスクと可能性について非常に分かりやすく書かれている。ただ、これは金持ち父さんの書籍以外にも昔の本を読むときに言えることだが、そのまま今の日本には当てはめることはできない。さらに、著者は金融投資の危険性と不動産投資の可能性を語っているが、当然うまくやるやり方はこの一つだけではない。1つの考えた方に過ぎないとしっかり認識した上で読むと、汎用性のある考え方が非常に勉強になると感じた。
- 1冊目と同じ雰囲気を持った金持ち父さんシリーズの書籍。本の中では不動産を勧めている。理由はロバートキヨサキがやったからかな?とも感じたが、ポイントはそもそもそのお金の流れは「なぜ」「どこから」生まれているのか、しっかりと理解することの重要さを伝えたいのではないかと思った。
- 金融市場を過去の統計で判断しようとする人がいるが、ノーベル経済学賞を受賞したショールズですらLTCMを破綻させている。ナシーム・ニコラス・タレブの著書「ブラック・スワン」に書かれていた通り、統計では、世界金融市場全体のような1つの出来事が全体に影響を与える世界を予見できない。その意味で、金持ち父さんの金融投資への慎重さはよく分かる。それでも、それを認識した上で自身の見える範囲を広げて行きたいと思った。