金持ち父さんの予言 ー 嵐の時代を乗り切るための方舟の造り方
書籍情報
著者 ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター
翻訳 白根 美保子
2004年3月発売
375ページ
2,052円
内容(あらすじ・要約)
アメリカの確定拠出型年金401(k)をいち早く批判的にとりあげた書籍。確定拠出型年金401(k)とは、個人の年金を株式市場で運用するもの。年金が必要な頃に株式を現金化すると株価は下がる。多くの人が同時に必要としたら株価とどうなるか?発売から10年が過ぎた今では常識になりつつあるお金の仕組みを詳しく解説しています。
目次
- 第1部 おとぎ話はもう通用しない?
- 法律が変われば未来も変わる
- 世界を変えた法律
- 現実の世界に立ち向かう準備ができているか?
- 悪夢のはじまり
- お金に関するあなたの仮定と思い込み
- 投資をしているだけでは投資家とは言えない
- だれもが投資家になる必要がある
- 問題の原因
- パーフェクト・ストーム
- 第2部 方舟を造る
- 方舟をどうやって造るか?
- 方舟を自分でコントロールする
- コントロール
- 自分自身をコントロールする
- 自分の感情をコントロールする
- 私はどうやって方舟を造ったか?
- 言い訳をコントロールする
- 先を見通す力をコントロールする
- 規則をコントロールする
- アドバイザーをコントロールする
- 時間をコントロールする
- 運命をコントロールする
感想(勉強会参加者からの声/アンケートからの抜粋など)
- 2004年に発売した当初は確定拠出型年金など珍しく。よくわからないまま変更してしまった人も多いと思う。実際、自分もその一人でリーマンショックではえらいことになりました。そういう意味ではもっと早く読みたかった。但し、今となっては既に常識になったことや、現実と異なることもあるため今から読むのであれば他の本をお勧めする。
- アメリカのことを事例としているのに日本の現在に驚くほど当てはまっている。医療、介護、年金、と政府や会社をあてにせずに、自身のファイナンシャルリテラシーを高める必要をしっかりと感じることができた。
- これからの世の中は様々のことを自身でコントロールする必要がある。これはまさにその通りだと思った。ただ、解決策の例が不動産なのは時代を変化を感じた。そこは現在の日本では読み替えて読む必要があると思った。